それはまるで,いつ終わるのかわからない,ドラマのように。毎週,to Be continued...というメッセージを見て,続きがあることを安心するかのように。The Endと表示されることを,願わずに,でもどこかで,それを願っているかのように。
ビー社は,ビーOS 5 パーソナル・エディションを28日よりインターネットで配付開始すると発表した。オーディオ,ビデオ処理の分野で高性能を発揮するビーOSは,1月に無償で提供される計画が発表されていた。今回配付されるビーOSは,ウインドウズ上にファイルとして保存され,アプリケーションとして起動できる。
ビーOSのアピアランスが好きだった(www.be.com内のスクリーンショット,1,2(←あっ(^_^;),3)。あのフォルダ,あのゴミ箱,あのウインドウタブは,どこか,未来の匂いを感じさせてくれた。きっと数年後には,このビーのセンスが,他社のOSにも伝播していくだろう,と感じていた。だが多少の影響力はあったものの,どこか噛ませ犬っぽい,寂しい雰囲気で時を過ごしている。今思い出すと,アップル社との買収に関する駆け引きのあたりから急速に失速しだしたかのような気がする。
CNET Japanのメッセージボードに『BeOS』は生き残るか?というボードがある。大きな期待はあったが,すでに終わった,という意見が多い。マルチメディアに強いのに,最新のグラフィックボードのドライバが提供されないのは痛い,と。さてさて,ビーに,続きはあるのか。to Be continuedというメッセージを,願いたい,が。
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